2010冬旅:客家土楼を見にいく
久しぶりの旅行記録…もう春なんだけど。
旅の3日目の大みそか、気になっていた客家土楼に行くことにしました。
旅行を計画した頃から、世界遺産のこの土楼群を知ってさんざん盛り上がって、どうやって行こうかとかガイドをつけた方がいいらしいとかいろいろ言っていたわりには、手配をしたのは前日の30日。
海上花園酒店を予約した旅行会社STMに電話し、ガイドと車をお願いしました。
最初は、最も有名らしい永定の土楼を希望していたのですが、行くのに半日くらいかかるようで、もう少し近く車で3時間程度で行ける南靖の土楼を勧められたようです(電話したのは彼)。
待ち合わせはコロンス島の船着き場、朝9時。
ひどい渋滞だったらしく、ガイドさんは少し遅れてやってきました。
黒のセルフレームの眼鏡、スキニージーンズにちょっとヒールのある靴の、日本の大学生のような女の子。
一瞬「この子で大丈夫か?」と思ったのですが、後で聞いたら彼女は25歳で学生ではなく専業のガイドでした。
大学で勉強したという日本語もよく話せて、こちらの言うこともほぼ理解してくれたので、コミュニケーションはほとんど問題なし。
渡し船に乗って対岸に渡ると、白い業務用のようなワゴン車と運転手さんが待っていました。
運転手はこちらも若い男の子で、言葉は通じないけど韓流スター的な顔立ちながら素朴な印象で、いつもにこにこして感じがよかったです。
ワゴン車の後部座席に乗り込んで、出発。
アモイ島と本土との間に架かる橋を渡り、中国本土へ。
本土側にも高層マンションがたくさん立ち並んでいます。ガイドさんによれば、島に住む方がステイタスが高いとのこと。
しばらく走ると高いビルは姿を消し、くすんだ建物とお店、畑の風景になってきました。
イタリアでもそうだったけど、こういう所を見ると違う国に来てるんだなと思います。
畑には、背丈ぐらいの大きな葉っぱがわさわさと広がる植物が植えられていました。
これはバナナなんだそうな。暖かい地域だから、果物の栽培が盛んらしいです。
途中、ガソリンスタンドで1回の休憩を挟み、3時間くらいで土楼の入口らしき建物に着きました。
そこで入場券を買って、さらに車で土楼のある場所まで行くようです。
土楼に向かう前にまずはお昼ごはんを、ということで食堂へ。
見た目はすごく大衆的な感じだけど、離れに個室がいくつか並んでおり、そちらに案内されました。
この辺りはレストランがほとんどないから、お口に合えばいいんですけど…とガイドさんが心配してくれたのですが…。
あまりお口に合いませんでした…。ここだけじゃないけど、やっぱり全体的に油っぽいなと感じてしまいます。
そこからは片側1車線で道は比較的整備されているもののかなりカーブがきつい道が続きました。
やっと車が止まり、道の端に設けられたデッキから下を見ると。
ついに出会えた土楼。方形の屋根とそれを取り囲む丸い屋根、山の中に突如として現れる幾何学的な形。不思議な眺めです。
それから細い階段を降りて土楼へ近づきます。
途中、観光客用ではないトイレをちょっとのぞいたら、みごとに長い溝だけ切ってあるニーハオトイレでした…。
近くで見る土楼は、石をきっちり詰めた土台と土で厚く塗り込まれた壁とで何とも頑丈そうです。
1階部分に窓がなく、上方にある窓も小さいのは盗賊などから守るためらしいです。
土楼の周りに溝が切ってあるのは風水上の理由で、お金がよく巡るようにとのこと(…多分。うろ覚えなので自信ないです)。
門をくぐり、土楼の内側に入るとこんな感じ。
強固に守られた壁の中、中庭をぐるっと囲んだこんな住居で一族暮らしていたら、それは結束は固くなろうというもの。
現在、この中庭では、いろんなお土産ものを売っています。
土楼グッズのほかには、お茶や霊芝が目立ちました。
外側にもお店が出ていたりしますが、小さな畑があったり、何かが干してあったり、おばあちゃんが佇んでいたり、ここでの生活の息遣いが感じられます。
次は山道を下り、別の土楼へ。
現存する最も古い土楼とのこと。ここは先ほどの土楼群より高く、5階建てでした。
中に入ってみると、よく見ると柱が斜めになっていたりするので少し心配…。
ふと気付くと、運転手のお兄ちゃんが隅っこのお茶売りの所で座りこんで売り子とお茶を飲んでおり、それが何だかとてもよい光景でした。
<おまけ>土楼中庭で見かけたもふにわとり
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