【cinema】かもめ食堂
行きたくなります。フィンランドに。
女3人の穏やかな日常に、加わりたくなります。
でも、何かあったから、それぞれフィンランドなんて遠い国に来ているのだろう女3人。
その「何か」が何なのかは、何となく布石のようなそうでないようなことがさりげなくぽつっと出てきたりするけれど、結局語られることはない。
最初のお客さん、トンミ・ヒルトネンに友達がいない理由も(ただ、これは何となく彼がオタクだからという予測はできるけど)。
強いお酒を飲んでぶっ倒れたおばさんの、ダンナが何で家を出て行ったのかも。
「かもめ食堂」の前にその場所で、おいしいコーヒーを出すお店をやっていた男の人が、何で店をたたむことになったのかも。
淡々と、ちょっとしたユーモアを交えつつ、フィンランドの澄んだ景色の中に描かれる日常。
でも、暇な時のかもめ食堂で交わされる何気ない会話の中で、「変わっていくものでしょ」という、主人公・サチエの言葉が、ずっと続くわけじゃないのだろうこの日々を少しだけ暗示しているようで、ぽつんと悲しくなる。
とりあえず、明日のお昼ごはんはおにぎりにすることに決めました。

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